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最近人生で初めて引っ越しました

駅から徒歩10分で途中にはスーパーもコンビニも本屋もハンバーガーショップも何から何まで手に入る。

引越し準備中、コストを抑えるために家から持っていけるものは全部持っていこうと倉庫を見渡す。

片隅にしばらく乗っていなかった、錆びついた自転車を見つけた。タイヤも空気が入っておらず、長い間忘れられていたようだ。
使えたら持っていこうと空気を入れてみるものの長い間置き去りにされたタイヤは亀裂が入り膨らまない。
少し残念に思いつつ実家にそれを置いてきた。

元々、田舎出身徒歩で行ける範囲には駅とごろか、コンビニもなく、免許証を手に入れる前には自転車だけが頼りであり、むしろどこにでも一緒に行く相棒でした。
田舎の商店では流行りのゲームや漫画はなかなか手に入らず、ボウリングやカラオケ娯楽施設施設もまずありません。年齢を追うごとに、小学校の時のマウンテンバイク、中学校からのママチャリ、高校に上がる時にはより大きいものをと一緒に成長していきました。成長とともに体力もついてきて隣町のゲームセンターでボウリングをしに行ったり、古本屋さんに漫画を読みに行ったり娯楽を求めて走り回ったのをよく覚えています。高校生の夏、自分の体力とケータイのGPSだけを頼りに自転車で2つ隣の市までパスポートを取りに出かけました。夏の暑い日で汗は止まらず、上下の激しい坂道が続く住宅街をなんとなくこっちの方向だろうと思いながらゴールも分からずひた走りました。家を出て半日以上かかってついた市役所の冷房は天国かと思いました。
なんとかパスポートの申請を終え帰路に着きます。なかなか体力を消耗しペダルが重い。来る時に酷使したケータイはすでに満身創痍。やっと陰ってきた日差しに吹く風は削れた体力をやや回復させてくれるが、それも気休め、空を見上げて立ち尽くします。そうするとどうでしょう、見覚えのある地名。ここはよく電車で遊びに行く友達の家の近くではありませんか。早速友達に電話。繋がらず。また電話繋がらず。さらに電話、やっと出た。休日の夕方、優雅に昼寝に没頭していたらしく眠そうである。早速交渉、一泊泊めてもらうことに、今日1日の冒険譚と馬鹿馬鹿しいことしてるなーという友達の一言に至極同意。我ながら馬鹿らしいと思うがそれはそれで楽しんでいたので良しとする。何して遊ぶか〜と半分呆れながら誘ってくれる友達。少し休んでからと横になった自分、そこから記憶は途切れ気づけば次の日の朝。あろうことか疲れ果てて友人宅までたどり着いたもののただ寝るだけ、そっとしておいてくれた友達には感謝しかない。結局帰宅に至ったのは次の日の夕方だった。1日半の短い旅路だったが今でも記憶に残る夏の1ページとなっている。そん自転車との思い出にふけるこの頃です。

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